気付かなかった。気付こうとしなかった。
あの紙切れのようなお金の裏側にある、
沢山の人の苦労や努力を。

そして世界中の悲しみや苦しみを。
僕は僕を幸せにする機能でいっぱいだ。
僕はヒーローになりたい。
救いたい。助けたい。けれども何もできない。

せめて文章でこの感情を表現することで、
自己満足の範囲で撒き散らす文化を、
くだらないと笑われてもいいんだ。

大震災、飢饉、戦争、数え切れないほどの苦難に
襲われている人がいつも、今だって存在している。
いいか、社会ってのは競争するためにあるんじゃないんだよ。
助け合う為に、協力しあうためにあるんだよ。
他人の頭をふんづけて楽しいか?誰かに勝って嬉しいか?
頭を抱えたくなるようなニュースに溢れて、
壊れ行くこの国をただ呆けてみることしかできない。
自分の無力さがきついな。でも俺は決して諦めないぞ。